若手中途入社組から見た
AGCロジスティクスという組織
若手社員を採用し、新しい風を取り入れていきたい目的から、
今回は、入社時期も入社経緯もまるで異なる若手中途入社組3名に、
AGCロジスティクスの特徴について語り合ってもらった。
メンバー
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鹿島建築ガラス営業所
2019年入社 <中途>
S.Tさん金融機関で1年半働いたのち、もう少し人の生活に近いところでの仕事がしたいと転職を決意。西日本支店で営業を担当した後、現在は鹿島建築ガラス営業所でガラス容器の担当に。異業種のため新入社員の気持ちで働いている。
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千葉営業所
2020年入社 <中途>
K.Hさんイベントの企画会社から当社へ飛び込んだ。物流という世界についての仕組みを学びながら、塗料用フッ素樹脂の受払管理と輸送手配を行っている。
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横浜営業所
2017年入社 <中途>
T.Wさん元々は倉庫業で主に外資系メーカーの商品の物流在庫管理を行っていた。現在は横浜営業所で車載ガラス、ディスプレイ用ガラスの構内作業管理、ビル産業用ガラス製品の輸送や容器の受払管理、新規事業案件を担当している。
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中途入社後の教育制度について
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S.T:
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始めの3カ月間は特に先輩に付きっきりで指導してもらって、しっかり職場の雰囲気であったり、業務内容を教えてもらいました。前職ではこのような制度はなかったので丁寧だなと思いました。
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K.H:
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各化学品の担当者が一人一人自己紹介に加えて、製品の紹介をしてくれました。加えてサプライチェーンの観点からその製品の注意すべき点はどこなのかを説明してくれました。
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S.T:
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私の場合は、どうしても資料を元にという仕事ではないので、現場に出ながら教えてもらうことになるのですが、失敗しても怒られるような雰囲気ではないので、適宜先輩が教えてくれました。
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T.W:
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近い業界にいた私から見てもOJTは充実していると思います。仮に失敗したとしても周りの方々がフォローしてくれます。また横のつながりも強く、似たような事例であれば他場所の方に相談することもできます。
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物流未経験者でも
不安なく働き始められる環境
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入社して感じた当社の強さとは
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S.T:
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当社は輸送手段を保有しないノンアセットの物流会社です。もしトラックを保有していると、それを使うこと前提で輸送計画を組み立てるので、どうしても視野が狭まります。ですが、当社ではすぐにビジネスパートナーに連絡を取れるので、素早く対応することができます。また、AGCグループの規模が大きいため物量が安定していると思います。
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T.W:
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あとは、ガラスの専門性。ガラスを運ぶことに関しては他社ではできない技術とノウハウがあります。こうしてみたら改善できるのではということを思いついたら、挙手すればチャレンジさせてくれます。ガラスを輸送する容器の管理体制の強化のためにGPSタグをつけてみようという計画がありました。結果としてデータ上でそれぞれ特定の容器の位置がどこにあるのか視覚的に把握できるようになり、工場で時折発生していた、容器不足による出荷や生産への影響が軽減されています。
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S.T:
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今まで電話で「容器ある?」って確認していましたからね。他にはどうでしょうか?
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K.H:
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過去に起こった輸送に関わるトラブルが全て記録としてデータベース化されていることに驚きました。原因から解決策までの経緯も残っているので、これは、資産価値があると思います。
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S.T:
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営業職として当社に入社した際、あのデータベース、商品として他社に紹介したことがありましたね。
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入社してみてギャップを感じたところは?
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S.T:
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こんなに現場に出るとは思っていませんでした。ロジスティクスってPCの前で座っているようなイメージだったので。
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T.W:
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製造現場と物流部門の距離が近い。多くは製品が完成してから「これお願いします」となるのですが。
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K.H:
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生産する前の段階から工場内の関係部署とやり取りをして、どうやって在庫管理や荷役をしたらいいのか相談しあえますね。
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S.T:
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メーカー物流ならではですよね。何日後に、こういう商品を運ぶのだぞという心構えもできる。生産から納品まですべての工程に携わることによって、最終的には物流という一本の線につながることが実感できます。
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K.H:
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素材の生産から入庫、そして納品まで携われるので楽しいです。
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当社で出会った輝いている先輩は?
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S.T:
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当社が通関業を実施する際に立ち上げに関わった方です。常に仕事に目標をもって取り組んでいて、しかも実現へのプロセスをしっかり構築していらっしゃる。新しいことを始め、事業として成功させた実例として、後進のための道を切り拓いてくださいました。
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K.H:
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私は、淡々と業務をやられている方が凄いと思います。物流って安定した供給を続けることが一つのゴールだと考えています。地道な作業を、トラブルが起きても焦ることなくこなす方はかっこいい。一方で、仕事を周囲にふって後は自分で眺めているだけというタイプの方もいます。それは、物流のあらゆる知識を持っているからこそできる仕事の進め方。そういった方も凄いと思います。工場はどうしても製造する製品ごとに担当がいて縦割りになっているのですが、この縦割りに横串を刺すことにより業務の改善を提案するのがロジスティクスの第二の仕事。自分も俯瞰できるだけの物流知識を身につけて、そのような業務に関わっていければなと思います。
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T.W:
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AGCの出向者の方も凄いなと思います。私たちより物流以外の広い範囲で活躍をされているので、お話をしていると思ってもいないようなアイデアが出てきます。しかもそれを実現してくるのが凄いなと感じます。
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S.T:
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本当に思いもよらないアイデアを持っていますよね。
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T.W:
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あまり親会社子会社という壁もなく、共に仕事をしています。横浜ではいま新しい事業を次々起こしているのですが、一緒に仕事をしていると、物流子会社でも、こんなに大きな仕事にまで携われるのだと自信につながっています。
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今後の目標について教えてください
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S.T:
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静岡に通関部ができたので、通関士の資格を取ろうと目下勉強中です。今は、関連会社の荷物と、一部自動車製品のパーツを取り扱っているのですが、電子部品や建材なども自分たちで携われるようにしたいです。また、海外を視野に入れた事業もやってみたいです。
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K.H:
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昨今災害が多いですが、発災時の国内の物流事業の継続性については、未着手な部分が多いと考えています。供給網が寸断された場合や、製造している化学品が二次災害を引き起こさないかも含め、どういった対策ができるか知識として入れていきたいです。あと、設備にしかり実務にしかり、まだまだアナログなところが多いので、業務効率化についてはいつも考えています。
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T.W:
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どこまでいっても物流会社なので、輸送の知識はもっと必要だなと考えています。色々な方々とやりとりをすることが多いので、物流のプロとして協力していきたいと思っています。
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安定したルート構築だけで
私たちの仕事は終わらない